小説と音楽を携えて森を歩く
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2016-02-02 (火) | 編集 |
なりたい

しゃばけシリーズ最新刊「なりたい」を読んでみた。
岬の愛読書の一つである。
序と終の間に5編が構成されている。
今回は初めの「妖になりたい」の感想を書いてみた。

病弱の一太郎は今回も離れの部屋で寝込んでいた。
父親の藤兵衛に頼まれた仁吉と佐助は一太郎が寝床から起き出さないように見張っている。

白択の仁吉と犬神の佐助は手練れの妖である。
水戸黄門で言えば助さん格さんみたいな感じで、
真田十勇士で言えば猿飛佐助と霧隠才蔵みたいかな〜・・・

起きて仕事がしたい一太郎は仁吉と佐助に少しでいいからと懇願するが、
一太郎坊ちゃんの健康第一の彼らは頑として首を縦に振らない。
けほっと咳き込んだもんだから更に寝巻きを一枚着せられて身動きも出来ない。

一太郎可哀相だよね、これじゃ治るものも治らない気がするんだけど、
妖には人間の健康管理なんてきっと分からないんだと思うわ。

そこで一太郎はアイディアを出し、居候の妖たちが手足になって働くならどう?と
仁吉と佐助に提案した。
頭で考えるだけならと一太郎の提案を渋々受け入れたお二人もお手伝いすることになった。

なんてったって仁吉と佐助は一太郎命なんだもの、いい妖なんだよ。(笑)

薬種問屋の跡取り息子の一太郎は試行錯誤の末、あかぎれ薬を作ることにした。
薬の調合は仁吉の得意とするところ、材料は薬種問屋だからほとんど揃う。
あかぎれ薬なんてどこにも売っていないから長崎屋の商売の邪魔にならない。

さすが一太郎は頭が良い。
今風に言ってみれば隙間産業みたいな感じ?なんちゃって。(笑)

作ってみたものの液体のままでは塗ってもすぐに滴れて効果が出にくい。
そこで蜜蝋を入れ軟膏のようにしたら塩梅いいじゃありませんか。

しかし困ったことに、お店の蜜蝋は少量しかないし高い。

そこで蜂の巣を溶かし蜜蝋の代わりにしたらいいんじゃないかとなって、
探したら西八谷村の名主の甚兵衛さんが蜂蜜作りを仕切っている。

一太郎目の付け所がいいねい。(笑)

甚兵衛さん蜂の巣を売るのに条件を出してきたよ。
今まで色々やってきたので最後に空を飛べるようにしてくれだって。

今だったらハングライダーやパラグライダーなんてもんがあるけど、
江戸のお話なんでそんなもんないじゃないですか。
無理言いなさんな甚兵衛さん!と岬は言ってやったね。本に向かって。
(パンクブーブーかい、爆)

空を飛ぶには妖にならないといけないけど妖になる気はあるの?
諦めさせて他の一太郎ができそうな願いにしようとしたけど、
甚兵衛さん空を飛べるなら妖になりたいと、のたもうた。ビックリポンや。

このままでは問題が解けないんだよね。
連立方程式みたいに、もう一つ式がないとね。

それが天狗山の赤山坊。
天狗の黒羽坊は飛べなくなって広徳寺の僧侶寿真の弟子になっている。
親友の黒羽坊に会いたいが妖退治で有名な広徳寺には行きたくない。

この難問を一太郎は知恵と居候の妖たちを使って解決してしまう。

あかぎれ薬は人気になって飛ぶように売れ、妖たちはご褒美のお菓子に大満足。

これビジネスの成功体験の見本みたいですね。
妖たちは一太郎にずっと寝込まれてはお菓子を食べられないから、
一太郎の役に立ちたいと思っている。
一太郎あっての妖たちであり、妖に助けられてる一太郎である。
会社と社員の関係に似てますよね。

甚兵衛さんの要望と赤山坊の要望は無理難題ですが、視点を変えれば解ける。
この視点を変える点はビジネスの世界だけじゃなく、あらゆる場所で使えます。
そして先ずはお客様の要望に応えてる点、とても重要です。

そんなことをつい考えてしまいましたです。(笑)

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