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小説と音楽を携えて森を歩く
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2016-01-27 (水) | 編集 |
江戸探し

畠中恵のしゃばけシリーズ外伝である。
話は5編から構成され、えどさがしは巻末にある。
しゃばけの登場人物・・・妖かな?・・・について、
今まで知らなかったことを興味深く書いてるところが面白い。

残念ながら一太郎は出てこない。
何せ江戸時代から年代は明治に変わっている。
時はずっと先へ流れていたわけだ。

数百年から数千年も生きる妖にとっては一時代など学年が変わる程度のものだが、
人間にとってはひとたまりもない。
人の寿命は精々80歳位、長生きしても100歳くらいであろう。

一太郎はすでに寿命を使い切ってしまって、この時代にいない。
読者にとって寂しい限りだが、
一太郎を慕っていた妖にとってはそれ以上であろうことは推測に難くない。

生まれ変わった一太郎を仁吉は人の姿になってずっと探している。
妖たちの情報網を活かしながらだが、
側で見てると・・・読んでるか、(笑)実に切ないんだな、これが。

生まれ変わるかどうかなど、全くわけのわからんことですよ。
そんな決まりごとがあるわけでもなく、神や仏が約束したわけでもない。
それを妖みんなが真剣に探しまわっている。

読んでたら忠犬ハチ公が主人の死を知らずに、
渋谷駅前で毎日待っている光景が目に浮かんだ。
妖皆の健気さに心打たれ、切なすぎて涙が出そうになりました。(しくしく)

後の4編も面白い。

利根川の話なので特に興味ぶかかったのである。
利根川のぬしが坂東太郎で、その川に住む河童の親分が彌々子(女)なのだ。
徳川が治水で利根川の流れを変えたため、坂東太郎は大いに怒る。

癇癪を起こして利根川に洪水を起こす。
河童はたまりませんはな。
いかな河童でも洪水では、河童の川流れです。

河童達は彌々子親分に苦情をあげ、原因は坂東太郎だという。

女が怒ると怖いのは何も人間界ばかりではありません。
それはそれは激怒した彌々子親分は坂東太郎と大げんかになっちゃう。
結果は言わずともが何で、殊更ここでは書きませんが・・・
これ以上書いて、もし彌々子親分にこのブログを見つけられたら・・・

怖いですよ〜彌々子親分は。(爆)

オススメの一冊です。はい (^^)v

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コメント:
この記事へのコメント:
相変わらず謎解きが面白かったです。
それぞれのキャラクターも良くて、
楽しくて少し切なくなる作品でした。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
2016/12/20(火) 12:29:08 | URL | 藍色 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
> 相変わらず謎解きが面白かったです。

しゃばけ面白いですよね。
新刊を待ってるのですがいつ頃でしょうか?

> トラックバックお待ちしていますね。

トラックバックのやり方できるか不安です。
頑張って見ます。
2016/12/21(水) 08:51:40 | URL | 岬 #-[ 編集]
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時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!?手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声!事件に巻き込まれた仁吉の運命は―表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝、文庫オリジナルで登場。 この短編集は若だんなが出てこない「しゃば...
2016/12/20(火) 12:21:34 | 粋な提案