小説と音楽を携えて森を歩く
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2015-08-14 (金) | 編集 |
ネクロポリス

お盆は祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事だが、
この小説のアナザーヒルは亡くなった人がお客さんとなり、
実態化して知人や家族と会える場所である。

突然別れの挨拶もなしにこの世を去ったら、残された人は辛すぎる。
そんな人たちは故人と交流するためアナザーヒルを目指す。
しかし、誰もが立ち入ることはできなく、許可を必要とする。

許可を得た面々がアナザーヒルに集まり、故人と再会を果たすはずが、
とんでもない事件に巻き込まれていく恩田陸のスリラー謎解き小説である。

上下巻からなり、読み応えがあり、推理小説好きにはたまらないかもしれない。
次から次と繰り出される事件に、アナザーヒルでの行動も制限される。

世の中を震撼させたシリアルキラーの血塗れジャックがアナザーヒルに紛れ込んだ。
血塗れジャックは誰なのか?
捕らえることはできるのか?
また、影と呼ばれる存在は何者なのか?

アナザーヒルを冒涜したものは精霊によって処罰される。
精霊の前では嘘は全て見破られ、死という高い代償を払わされる。
影も血塗れジャックも例外ではない。

そんな状況なのに血塗れジャックや影は未だ罰を逃れている。
今回のアナザーヒルはどこかおかしい・・・

登場人物も多彩で、夫を次々と亡くした未亡人の黒夫人
(ディズニー映画に出てくる魔女みたいな雰囲気がある)のいかにも怪しそうな振る舞い。

治外法権のようなアナザーヒルは警察すら立ち入りが簡単にできない。
ラインマンと呼ばれる土地の人が黒い犬を伴って警察の代わりに調査するのだが、
故人にあいにきた皆んなとは別行動をとる。
目は片方が茶色で、もう片方が深緑と変わっている謎の人なのだ。

ジョンは人類学の研究のため親戚のハナ、マリコ、リンデたちとやってきた。
ジョンを中心に描かれているので、彼がこの小説の主人公の役割を果たしている。

お盆の前に読んでおいて良かったと思っている。
こんな場所があるなら岬も是非一度行ってみたい。
もう一度両親に会ってみたいのだ。

会ったらなんて言われるだろうか?
幽霊や霊魂など信じない岬だが、この小説を読んだ後は考えを変えたくなりました。
親孝行子をできなかったことを許してくれるだろうか・・・

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コメント:
この記事へのコメント:
( ̄▽ ̄)
もちろん、許してくれますよ。
生まれたことが一番の親孝行で
最後を見送ってくれたのも何よりの親孝行。
生きているのも親孝行ですよ。
ネッ?
(・ω・)/”
2015/08/16(日) 23:29:49 | URL | たいまっつぁん♥ #RpRZ5X7E[ 編集]
Re: ( ̄▽ ̄)
> 生きているのも親孝行ですよ。

あざーす。^▽^
長生きせんといかんばいね。
2015/08/18(火) 06:52:11 | URL | 岬 #-[ 編集]
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