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小説と音楽を携えて森を歩く
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2015-05-14 (木) | 編集 |
空飛ぶタイヤ

友人がこれ面白いから読んでみてというので早速本屋で購入し読破しました。
タイヤが空を飛ぶのか。
はてどんなん?
読み始めたら止まらない、上下巻をあっという間にたいらげました。

大手自動車メーカーのリコール隠しを題材にしている所がメインですね。

小さな運送会社のトラックが後輪を脱落し、事故を起こす訳です。
その後輪が歩道を歩いていた主婦に直撃し命を奪ってしまう。

悲惨としか言いようがない事故なのだが、整備は運送会社が独自に行っていて、
調査しても整備に落ち度が見つからなかった。
しかし、大手自動車メーカーによる破損部品の調査結果は整備不良だった。

大手自動車メーカーの調査結果と小さな運送会社の言い分では、
誰もが大手自動車メーカーを信じますよね。

結果はこの大手自動車メーカーは事故を起こした部品を始末し、
事故原因を隠蔽して、責任を運送会社になすりつけた訳です。

運送会社の社長は事故を起こした部品の返却を迫るのだが、
メーカーの傲慢不遜な対応がこれでもかと言うくらい描かれていて、
まるで悪代官のように見えてしまうのです。

池井戸潤は下町の中小企業を描くのがとても上手いですね。
ルーズベルトや下町ロケットも中小企業でした。

事故の後大きな取引先を失い、資金繰りが悪化し四苦八苦している所へ、
大手メーカーの系列銀行から融資の引き上げまでされ、
倒産の危機に瀕します。

見ていると涙が出そうなほど、この大手メーカーにいじわるされるのです。

何かいい手はないかと考えながら運送会社の社長になった気分で読んでました。(笑)

それで、ある自動車メーカーのリコールを思い出しました。
ずいぶん過去の話ですが、あれも確か財閥系でしたよ。
リコールが発表されるまではきっとこの運送会社のような経緯を辿ったのかもしれませんね。

こうして読者を最後まで引きつけて、最後にあっと言わせるのですよ。
そこが溜飲が下がるというか、今までのモヤモヤがスカッと晴れる訳です。

いや〜空飛ぶタイヤ、読む価値十分ですね。(^^)

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