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転生したらスライムだった件を中心に、ドラクエ、エターナル・ラブ三生三世のコメント、感想など吐きます。
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2013-05-11 (土) | 編集 |
大合併
高杉良著の第一銀行と日本勧業銀行の合併を書いた作品です。当時日本勧業銀行は薔薇の勧銀で親しまれていました。第一銀行についてはあまり良く知りません。小生、ハートの勧銀(DKB)になった時新しい通帳にするつもりが1000円で新規に作った薔薇の勧銀のまま、いつしか忘れてしまったのです。銀行のお客様が多く、義理で新規通帳をたくさん作ったためだろうと思います。いくつかの通帳はスリープ状態で今も眠っている筈ですが、もう探すことも億劫ですし、印鑑も三文判の筈だから、見つかったとしても印鑑紛失届けをして、再登録しないと多分降ろせないでしょう。

少し余談になりましたがついでに言えば合併後の使用システムがファコムになったため小生との縁が切れたと思っています。その銀行の合併話がどれほど困難で、ご苦労が多かったか、この小説を読んで初めて知る事ができました。そして政治家と言えば福田赳夫、田中角栄が金融再編に絡んでいた時代です。高度経済成長時代、日本が世界へ飛翔するには資金力、経営能力、店舗展開など列強国に負けないメガバンク作りの金融再編がどうしても必要だったのでしょう。

しかし銀行の合併が是程難しいとは思いもしませんでした。第一銀行の合併相手は当初三菱銀行だったようですが第一銀行の多くの社員、取締役、OBから大反対され白紙撤回されたようです。理由は表面上は対等合併だとしても規模の違いが歴然であり、実質吸収合併になることが明白で、第一銀行のお客様に与える損失が大きくなるとみた、お客様を第一に考えた結果らしい。お客様第一を考えず、合併を強行しようとした一部経営トップの行動はやむなく頓挫することになったのは今にして思えば当然の成り行きだったようです。

合併は人間で言えば結婚ですから、やはりお互い気の合う相手でないと旨く行く筈がありません。銀行であれば本当の対等な立場ということです。資金力、考え方、カルチャーなど、いろいろあります。その条件に一番適した相手が第一銀行にとって、日本勧業銀行になった訳です。見合い写真で選考できても、そこから結納を交わすまでが如何に大変かこの小説は教えてくれます。銀行の名前、本店をどちらにするか、支店展開はどうするか、商標をどうするか、一番大変だったのは人事です。これを先に合意しておかないと結納を交わせません。

そこで登場するのが八十島さん、仲人にあたります。どんなに熱を入れた相手でも意見の対立は起こります。その時、両者を良く知る仲立ち(仲裁者)の仲裁があればけんか別れにならず、うまくゴールインできるというものです。しかも利害が対立する場合が多い銀行の合併劇ですから推して知るべしでしょう。八十島さんは渋澤倉庫社長であり、両者を良く知る人物です。彼がいたからこそ世紀の大合併がうまくいったのは過言ではありません。

そして両行の頭取の合併に対する情熱とリーダーシップがあったればこそです。第一銀行の井上さん、日本勧業銀行の横田さん。行員やOBから絶大な人気と支持を得ていたからこそ、この大事業は成功したのでしょう。あの当時、右も左もわからなかった小生は、この小説を読んで思い出すことができました。

高杉良はこの小説を書くにあたって、実によく下調べをしています。当時の関係者に直接取材して念入りに調べたようですね。そしてスクープした日本経済新聞社の池内さんの取材が小生をこう思わせました。「本来あるべき姿が池内さんのような取材なのだろうと。どこかのSやYやAのような、取材も確認もしないで憶測記事を平然と垂れ流しているようなマスコミの生きる道はどこにも残されていないのだよ。」

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