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転生したらスライムだった件を中心に、ドラクエ、エターナル・ラブ三生三世のコメント、感想など吐きます。
2019-06-26 (水) | 編集 |
どろろ

どろろが最終回を迎えました。
初めからずっと見てましたので終わる頃にはすっかりこの世界に入り込んでました。
感情移入も共感も反発も同情もほとんど全て体験した様です。

原作は手塚治虫先生ですが描く人によってこうも雰囲気が変わるのかと驚いた。

手塚先生はアトムもそうですが対象年齢はおそらく青少年あたりまでだった気がする。
しかしこの「どろろ」は違った。
成人、それもずっと齢を重ねた人まで対象にしてると感じた。

子供の頃見たどろろは百鬼丸に同情し彼が善人で悪鬼や父親が悪だった。
彼らをひたすら倒し体を取り戻していくことに快感を感じた。

しかし、このどろろは違う。
全く違うのだ。
百鬼丸に同情し共感し感情移入もしたが、同時に鬼神にも見えた。
百鬼丸の苦悩、悲しみ、慟哭に泣いたが、歯向かう者、敵対する者への
容赦ない殺戮に慄いた。

手塚ストーリーの結果は知っていたが、このどろろは最後に鬼神になるのか?
そんな気持ちにもさせた。

醍醐の気持ちも今だからよくわかる。
自分が領主で病や飢饉で疲弊した領土を見回した時、
それを救う方法が地獄堂の鬼神との約定だったら。
我が子一人で武士、民百姓皆助かるなら手を染めていたかもしれぬ。

多宝丸の激情も理解できるのではないか。

各々の陣営の気持ちも言い分も理解できてしまう。
悪も善も同一で、見方や見る角度で簡単に入れ替わってしまう。
そんな風に見せた今のどろろは私にとって新境地のものだった。

どろろの母親が父親が最後に言った言葉が印象に残った。

人は己の力で未来を切り開いていくしかないのだと思う。