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転生したらスライムだった件を中心に、ドラクエ、エターナル・ラブ三生三世のコメント、感想など吐きます。
2014-08-18 (月) | 編集 |
          すえずえ
「すえずえ」「末末」=時間的にあとであること。これから先。将来。行く末。のちのち。
タイトルの意味が冒頭に書かれている。

一太郎のこれから先のことを考えねばならぬことが書かれているのだろうか?と、
推測しながら読み始める。 しかし帯に・・・

若だんなのお嫁さん、ついに決定〜!!
♡お相手は、いったい誰?♡
えっ、けど、仁吉や佐助、妖達とはお別れなの?
ハラハラな新展開にドキドキ大人気「しゃばけ」シリーズ最新刊!

どういうこと?妖達がいるからこその一太郎であり、しゃばけやないの。

終わる展開にだけはなるなよと思いつつ読み始めた。

お菓子作りの下手な栄吉が修行中の身でありながら縁談の噂が一太郎の耳に。
しかし栄吉はいつも話す一太郎へ仔細は話さず妙に隠し立てしている。
一太郎だってお年頃なのである。友に縁談の話とあれば気になって当然。

江戸は通町にある回船問屋兼薬種問屋の離れに妖達と住む一太郎。
妖達が今日もまた活躍(ドタバタ、お菓子目当て、遊びたさに?)するのであった。
家鳴りが「きゅんい、きゅわ」と言いつつ、貧乏神の金次が、鈴彦姫が、
屏風のぞきが、野寺坊に獺が、猫又のおしろが走りまわる。

一太郎もいづれは結婚し所帯をもつのだろう。
何千年も生きる妖達にとって一太郎の一生は短い。
いつかは別れがやってくる。仁吉、佐助はそう思うのであった。

いつも身近にいる人はこれからもずっといるものと思っている。
しかしそんな保証はどこにもないのです。
今日の幸せは明日も続くとは限らない。
それが世の中と判っていても、簡単に受け入れたくないのも人の世。

寛朝を救い、父親藤兵衛をたすけた一太郎に縁談がたくさん舞い込む。
とうとう、その日がやってきてしまった。
齢3000年を超す大妖のお銀が仁吉と佐助を呼び戻してしまう。

孫一太郎の今後を案じたのである。
普通の人間を嫁として迎えたら、一太郎の元にいる妖達が起こす騒動に、
怪異な噂が立ち、店を立ち行かなくさせてしまうことを恐れたのである。

一、二、三にも一太郎、どんなことがあっても一太郎の身だけは守る仁吉と佐助である。
引き際は弁えているのである。

そんな仁吉と佐助の気持ちが痛い程、手に取るようにわかるのだ。
心の中で、頼むから良い解決方法を見つけていつまでも一太郎の側にいてくれ!と
強く念じている岬がおりました。

ドタバタ、笑い有り、ちょっぴり悲しさもあると同時に、暖かさ、思いやり、
仁吉と佐助のすえずえがあり、いつにもまして満足のいく「しゃばけ」シリーズでした。

あの貧乏神の金次の怒りは怖いですね。
いつもはボロをまとった風采の上がらないなりですがとんでもない力を持っている。
それが福の神と勝負をするのですから、「くわばら、くわばら」です。

その金次に一太郎があげた火鉢を盗んだものがいるんですよ。
私だったらそんな恐ろしい事は間違ってもしませんよ。はい。(笑)
貧乏神金次はその時顔色を変えずに静かに目を線のように細めたのである。

うへ〜〜〜これはかなりヤバい。ヽ(ヽ ̄□ ̄))))) ヒイィィィ!!!

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