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転生したらスライムだった件を中心に、ドラクエ、エターナル・ラブ三生三世のコメント、感想など吐きます。
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2014-06-21 (土) | 編集 |
ねじの回転

ねじの回転下
恩田陸渾身のSF小説だと思う。
二二六事件を土台にして歴史の変更を迫ったストーリー
仕立てになっている。

SFの中でもタイムトラベルを用いた趣向で、
ここでも恩田陸ワールドに見られる独特な、
それでいて判り易い用語が用いられている。

例えば過去へ行く事を「時間遡行」、時間を遡るといい
そこから時間を進める事を「再生」と言っている。
そして改変を「確定」作業と呼んでいる。

また過去の時間の中で動くための機械「懐中連絡機」
を携帯し、再生、確定できる許された時間を
正規残存時間と言う。

副題にFEBRUARY MOMENTとあるように、
二月の26日から29日の4日間の出来事である。

あらすじは・・・
偶然に出会った二人の研究者が時間遡行の発明を実現させた。
それにより人類が得たものも多くあったが、HIDSという
不治の病が大流行し、人類は滅亡の危機に陥った。

国連時間管理局は歴史の転換点を選び出し、
HIDS撲滅のため例外無き歴史改変を行う事にした。
管理局員をそれぞれ送り込んで「再生」「確定」
作業を図った。

日本は二二六事件が選ばれ、ジョン、ニック、アリス、
マツモト、アルベルトが送り込まれる。

しかし、予期せぬことが発生し、再生「不一致」になり
生きるべき人が死に、起きない筈の争いが(海軍と陸軍の衝突)
発生する。

すべては時間遡行システム、シンデレラがハッキングされた事が
原因なのだが、その裏側に日本を米国の州のひとつにしようとの
陰謀が裏に隠されていた。

更に悪い事にシンデレラの配線をネズミの被害から守るために
飼った猫から、この当時の日本にHIDSが散蒔かれてしまった。

もし決められた残存時間内に「不一致」無く確定出来ない場合、
時間遡行が発明される前に時間が遡行され、
出会う筈の二人は決して出会う事は無くされてしまう。

一方変更され進んだ未来では州のひとつにされた日本が
安定した社会活動が展開されていた・・・

コメント

果たしてこの時間遡行は成功しHIDSは撲滅されるのだろうか?
又はすべて無かったことにされるのだろうか?
あのハッキングした人は誰で、最後どうなるか?

読み出すと止まらない。
SFワールドがこれでもかと目の前で繰広げられる。

あのエンタープライズのジンディ戦を彷彿とさせる。
あれは400年未来から人類抹殺に未来のジンディが
介入するストーリーである。

これも未来の人類が過去に介入する物語である。

ただし、スティーブン・ホーキングの相対性量子論では
タイム・パラドクスとフィードバックの二つの問題が
解決されない限り過去への時間旅行は不可能らしい。

量子の世界は過去と未来が不規則に行き来しているらしい。
しかし、大きさとしてはマイクロンの世界の話なので
物体がその道を通り抜ける事ができない。

もしその道を大きくする技術が確立されたとしても
繋がった瞬間大きなエネルギーが瞬時に流入し合い
その道は焼き切れてしまうらしい。

今の技術や理論では過去への物体の時間旅行は
不可能との結論になっている。

そして未来の自分が過去に行き、自分を殺害したら
その殺害した人は誰になるのでしょうか?
過去の自分が死んだら、未来に自分は存在しない。
これがパラドクスの問題になっている。

はて・・・

しかしながら、本当に過去へ旅する事は出来ないのだろうか?
実際に起きた事を改変する事無く。

小生はこう考える。

人類は既にそれを手に入れている。
意識の中で過去へ遡ったり、
想像の翼をひろげれば未来へ行ったりしている。
(えっ、どこかで聞いたフレーズやな・・・^^;)

ついこの間懐かしくなり「高原へいらっしゃい」の
田宮二郎に会ってきました。

「昼下りの情事」でオードリーヘッブバーンに会ってきた。

「素晴らしき哉、人生!」でジェームス・スッチュワートとも
会ってきた。

そうです、これだって立派な時間遡行です・・・
ちゃうかな〜(笑)

次は意識が過去へ飛び、
苦悩する父母に、こんな僕でも
生まれてきて、生んでくれて良かった。
そしてありがとうを伝える小説の
感想を書いてみたい。

それは東野圭吾 の「時生」
感動しまくりです。(^o^)/


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