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転生したらスライムだった件を中心に、ドラクエ、エターナル・ラブ三生三世のコメント、感想など吐きます。
2012-12-09 (日) | 編集 |
苅萱桑門筑紫いえづと(かるかやどうしんつくしのいえづと)
     守宮酒の段
加藤家の家宝をめぐる悲劇を描く全5段中の3段目の山場です。天下を狙う大内之助義弘が勅命と偽って重宝を差し出させようとします。加藤家の執権監物太郎は義弘の計略を見抜き家宝はないと言い張りますが、新洞左衛門に重宝の夜明朱について言及されると、二十歳過ぎた処女が持たなければ光を失うと難題を出します。そこで「ゆうしで」が使者となり遣わされます。加藤家では監物太郎の妻橋立と加藤家の跡取り石童丸が夜明朱を祀る神事を執り行なっています。美男の女之助(監物太郎の弟)が勘当をといて貰いに来ていました。

「ゆうしで」は夜明朱を受け取ろうとすると、女之助に守宮酒(いもりの入った媚薬酒)を進められ、橋立に焚き付けられ女之助と契りを結んでしまいます。その結果夜明朱は光を失い、新洞左衛門は激怒します。「ゆうしで」恥じて矢で喉を突き自殺を図り死んでしまいます。新洞左衛門は女之助を斬ろうとしますが「ゆうしで」が死ぬ直前に「一度契ったからには我が夫、といい助けてくれるよう懇願します。」新洞左衛門は女之助を斬る代わりに光を失った夜明朱を斬り、本物を持って立ち去るように言います。実は斬った夜明朱が偽物と知っていた訳です。
     高野山の段
高野山へ来た石童丸達は苅萱(父)に逢いますが顔を知らない石童丸は父とわかりません。身の上と母が病であることを話します。仏に帰依した苅萱は名乗れません。薬を渡して、立ち去りし我が子を涙ぐんで、そっと見送ります。

感想;

「ゆうしで」絶世の美女です。 (^^)女之助、美男です。媚薬酒を飲まずとも一緒にいたら結婚したいでしょう。それで焚き付けられたら必然的に契ってしまうと思う。どちらも独身なのだから。「ゆうしで」は別に恥じる事はなかったのです。厳格に育て上げられ過ぎたため、柔軟に対応できなかったようです。(そんな事を聞きたい訳でないことは判っております。笑)

娘の死程辛いことはないでしょう。意固地とまであだ名された新洞左衛門、頑固一徹ばかりではいけません。時には娘の身にもなってあげねば。(自分の事を戒めてるようではあります。爆)

苅萱(父)のような心の優しい父親になりたいと思いますよ。しかし難しいだろうね。いざ自分のこととなると、なかなかできないものです。

今回豊竹 呂勢大夫が千歳大夫の代役を務めましたが、体を張った代役のように見えて力強さを感じました。今まで正直に申しまして、大夫の印象は小生駆け出しのため数人しかわかりません。記憶にしっかりと残りました。

「ゆうしで」は桐竹勘十朗が人形遣いです。流石にうっとりです。冥途の飛脚で梅川の人形遣いでした。先ず色っぽいのですよ。人形が本物の女より色っぽく見えてしまう。そういう現実離れした所が文楽にはあるのです。

そして文字久大夫、地震にも動ぜず、休止がかかるまで演じる役者魂。見習いたいものです。愛嬌のある顔立ち、どこかで見た事のあるような・・・のですが思い出せません。腹の座り具合がわかり、株を上げたと思うのは私だけじゃないでしょう。大勢の観客はそう思った筈です。

三味線については小生まだまだわかりません。もっとわかるように聞き慣れるように致します。もちろん、頑張ってらっしゃる事は良くわかります。

豊竹咲甫大夫は注目している一人です。なぜか存在感がありますね。これは理屈抜きに小生の感じたまま感想です。どこがと言われても困りますが、終わった後も残っているのです。それが存在感になっているようです。

傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)
     新口村の段
     後日改めて感想を書きたいと思います。

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