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転生したらスライムだった件を中心に、ドラクエ、エターナル・ラブ三生三世のコメント、感想など吐きます。
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2012-08-31 (金) | 編集 |
佐伯泰英の時代小説シリーズ『居眠り磐音 江戸双紙』を読みました。時代劇小説は結構好きなので読んでいます。しかし佐伯作品は初めてです。読んでいくうちにNHKで放送されていた陽炎の辻だと気がつきました。NHKは一回しか見ていなかったので、決着がつくまで読めて満足でした。

この作家は殺陣の描写が実にお上手です。剣さばき、間合い、受け流し・・・目の前で繰り広げられているみたいです。黒岩十三郎と坂崎磐音の殺陣シーンを一部紹介します。

「黒岩は一顧だにせず、ずいっと歩を進めてきた。間合いは二間をきった。磐音は正眼に包平を構えると、居眠り剣法得意の待ちに入った。・・・・・黒岩が動いた。気配もなく磐音に殺到してきた。袖から右手を出すと、それが翻りざま、柄を掴み、抜き上げた。磐音の大包平が黒岩の抜き上げた刃に擦り合わせると虚空に弾いた。火花が散った。黒岩は予測していたように磐音に身を寄せ、弾かれた剣を素早く引き寄せると磐音の肩に落とした。」

坂崎磐音(さかざき いわね)主人公。九州・豊後関前藩(架空)の中老・坂崎正睦の長子だが、現在は江戸深川の金兵衛長屋に住む浪人。以前は幼なじみの河出慎之輔、小林琴平とともに佐々木玲圓の剣術道場で修行し、3人で藩政改革を志していたが、自身の許嫁の兄・琴平を討ち取ることになってしまい、関前藩を出奔し浪人として江戸に戻ってきた。剣の腕前は確かで、剣を構えた様から「居眠り剣法」と呼ばれている。愛刀は備前包平。(WIKI抜粋)

坂崎磐音は正義感が強く、人情があり、優しい。剣の腕前は確かなため、頼りがいのある人。ルックスもなかなかのもので、NHKは山本耕史をあてている。鰻を割いていたことがあり、それで仕事にありつける。

今では鰻は庶民の食べ物ですが、当時は高級料理で庶民の口に入ることは滅多になかったことが、この小説でもわかります。一日の給金でも買えないくらい高値だったようです。落語にも鰻の蒲焼の匂いを嗅いでご飯を食べる話があるくらいです。

ストーリーは幕府の改革、南料二朱銀を巡って進んでいきます。二朱銀八枚が一両と換金できる価値なのだが、悪いやつがまがい物を混ぜて二朱銀を流通させたから、本物の二朱銀の価値が下がってしまった。どこの世も利権とお金に汚い奴がいて、自分の懐だけを温めようとするから、犠牲者がでます。どこかの政府の現在進行形の増税と同じですね。

この幕府の改革の首謀者は田沼意次です。文中は改革のリーダーとして善く書かれている。しかし伊達藩騒動を描いた樅の木は残ったでは、伊達藩取りつぶしを画策した悪人として描かれている。時代時代、見る立場を変えると、人は善人にも悪人にも見えてしまうらしい。

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